現役地方国立大生が思う地方国立大学に進学するメリット・デメリット

大学生

いわゆる駅弁大学に通う地方国立大学生が感じた地方国立大学に進学するメリットデメリットを教えるぜ!!

人口70万人くらいの県庁所在地にある地方国立大学に4年通って感じたメリットとデメリットを考えてみます。

地方国立大学に進学するメリット

学費が安い

まず私立に比べると学費が安いです。

前期後期合わせて60万円切るくらいです。文系はレジュメが多く教科書もほとんどないため学校にかかる費用が少なくて済みます。

同じ県の私立大学文系の学費は安くても年間80万円だったので4年間在籍するとなると学費だけで80万円ほど浮くことになります。

家賃などの生活コストが低い

地方県庁所在地ではある程度大きめの市に一人暮らしをしていますが鉄筋コンクリート造オートロック付きマンションの1K7畳で管理費込み35000円くらいです。いわゆるアパートだと管理費込みで2万円のところなどもあるので東京に比べると3分の1くらいで部屋を借りれると思います。

ただ、ガスが都市ガスでなくプロパンのところも多いのでガス代は都会より高くつくかもしれません。

学費+家賃+光熱費で120万円くらいが最低でも年間かかる認識です。

ちなみに遊び場所も少ないので使うお金も都会に比べると安いはず。

その県では学歴が高く地元企業の就職に強い

その県では一番いい大学なので、地域の人からすれば、東大・京大・駅弁大が同率で語られます。

どこ行っても褒められるレベルですが、普通に受験勉強した人間からすると全くうれしさはありませんし、大学名でモテることもありません。

地銀やその県では有名な中小企業なんかの就職には強く、就職率もめちゃくちゃ高いので就職できないってことはほとんどないと思います。

入りやすいのに最低限に地位が確保されている

地方国立大は医学部でもない限り倍率が2倍ちょっとくらいです。

共通テストで全科目を受験しなければといけないですが、二次試験は基本的に3科目しかなくMARCHなんかの問題に比べると必要な知識量も少ないのに国公立というだけで最低限の地位があるので勉強の総量や難易度を考えると非常にコスパがいいのではないかと思います。

地方国立大学に進学するデメリット

アクセスが悪い

東京や大阪に比べて都市部でも交通網が発達しておらず、ちょっと中心地から離れた場所へ行こうと思っても非常にアクセスが悪いです。

車を持つ必要性までは感じませんが、最低限自転車か原付は必須です。

地元から進学した子たちは家に自動車があり、遠出するときは車を出してくれるので友達さえいればそこまで不便することはありません。

アルバイトの時給が低く選択肢が少ない

まずアルバイトの時給が低いです。大体900円から1000円くらいのところが多く、最低賃金ギリギリのところも少なくないです。

また、アルバイトの求人が少なく塾講師、コンビニ、居酒屋なんかでバイトするのがほとんどです。

あとタイミーのような隙間時間でバイトできるアプリに対応しているアルバイトもほとんどないためお金を稼ぐ手段が非常に少ないと感じます。

マッチングアプリすぐスワイプしきる

東京なんかでは無限にスワイプできるのに対し、地方都市だと1日で右スワイプし終わるレベルで人が少ないです。

理由として地方に残っている人たちは学生時代から付き合ってる人が多かったり、職場や学校での出会いに重きを置いているような気がしています。

僕が絶対東京に就職しようと思った理由がこれです。

かわいい子が少ない

東京の大学なんかだとキラキラした感じのかわいい子が多いですが、地方国立大学ではそう言ったキラキラした学生はほんとに少ないです。いてもヤンキーと付き合います。

また東京では渋谷や新宿みたいな人が集まる場所以外でもかわいい子が多いですが、地方では全然見ません。ただヤンキーっぽい子は多く、シャコタンのクラウンに乗せてくれます。

遊ぶ場所が少なすぎる

市内の繁華街か駅ビル、イオンくらいしか遊ぶ場所がありません。

また、知り合いに出くわす確率も非常に高いのでプライベートは秘密にしたい人にとっては都合が悪いです。

都市の就活に参加しづらい

インターンも基本的に都市部で開催されますし、就活expoなどの大規模な就活イベントもその地方の主要都市(札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・福岡)でしか開催されないので大手に就職したい人にとってはアクセスが悪くめんどくさいです。

また、就活も最終面接は対面でやる企業がほとんどですので最終面接の度に東京や大阪に行く羽目になります。

ただ、大手の最終面接は基本的に交通費が全額支給されるので航空会社(JALかANA)の学生限定カードを作っておくことで卒業旅行の飛行機代くらいはマイルが普通にたまります。

僕は最終面接で15往復近くJALに乗ったので使用金額で付与されるマイルを合わせて片道の海外航空券分のマイルがたまりました。

もし地方大学生で東京か大阪に就職したいと思っている人は航空会社の学生カードを作っておくことをお勧めします。

まとめ

地方国立大学は、勉強に集中したい人や学生のうちから一人暮らししたいけどお金が気になるという人にとっては結構お勧めできる選択肢だと思うのでぜひ地方国立大学への進学も考えてみてください。

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